構造仕様[ 耐震性能を支える技術 ]
プレウォール
大地震から人命はもとより、
財産まで守る安心の構造体。
柱、梁、壁、床が一体となって支えることですぐれた耐震性を発揮し、 大空間・大開口の設計を可能にしました。パネル工法の強度と在来軸組工法の自由度をあわせもったプレウォールが、 「強度」と「くらしの豊かさ」の両立を実現します。
1在来軸組モノコック構造
在来工法と2×4工法の融合
軸組と床・壁パネルを組み合わせた「プレウォール」は、耐力壁をバランスよく配置する「モノコック構造」。 高い耐震性の実現に最高な建築構造です。
モノコック構造とは?
「モノコック構造」はジャンボジェット機にも使われる一体構造のことで、どの方向から荷重がかかっても全体に分散し、部分的なひずみやくるいが生じにくいのが特徴です。
モノコック構造
外部からの荷重を面全体で分散し受け止めることで高い強度を発揮。
在来軸組構造
外部からの力が柱や梁などに集中しやすく、全体的に十分な強度を発揮しにくい。
在来軸組工法の2倍以上の強度
水平荷重
(地震・台風)
&
鉛直荷重
(家自体の重み・積雪など)
- 1在来軸組工法…柱・筋かいで支える
- 22×4工法…床と壁で支える
- 3プレウォール工法…柱・床・壁で支える
2パネル構成
独自開発の「真壁サンドイッチ構造」により、高い耐震性を実現。壁倍率3.3倍、5倍で設計が可能です。
「真壁サンドイッチ構造」は、地震の揺れが伝わると壁が突っ張ってしっかりと耐えます。また、柱に壁材を釘で打ち付けるだけの大壁構造にくらべて柔軟性があり、繰り返しの揺れにも強いので、余震があっても安心です。
真壁サンドイッチ構造「プレウォール」
3耐力壁繰り返し強度実験
2回目以降、強度の低下が少なく、
繰り返しの地震に強い!
1回に受ける強度低下が極めて少なく10回連続加振後でも設計値を大きく上回る強度が確保されます。
繰り返しの地震を想定した強度比較実験
4三次元実大実験
プレウォールの耐震性を三次元大実験にて証明!
積雪1mを想定した積雪荷重を10トン、積載荷重を8トン、合計18トンの荷重をかけた状態で、震度7を2回、震度6弱を8回、合計10回の加震に耐えられました。試験体は構造体のみでありましたが、実際の建物では石膏ボードの強度も加わり、より一層強い構造となります。
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加振最大速度
818gal
過去もっとも被害の大きかった、阪神淡路大震災にて観測された、同レベルの地震波で検証。
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業界初
積雪1m想定
積雪荷重10トン
積雪1mを想定し、小屋10.12トン、2階床7.92トンの、鉄板のおもりを設置。
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震度7・震度6弱
連続加振回数
10回
震度7(JMA神戸波100%)2回、震度6弱(JMA神戸波50%)8回、合計10回の加振に耐えられました。
実大震動実験での残留変位の変化
被災した建物の変形量(残留変形)等で判断する基準
ベタ基礎
面でしっかり支え、耐震性に優れ、
湿気に強く、木材の腐食や
シロアリ被害を防ぎます
Casa TONAMI の家の基礎は「ベタ基礎」と呼ばれる建物の床下全体を鉄筋コンクリートで支える基礎を採用しています。
ベタ基礎は住宅の床下全体に鉄筋コンクリートを流し込んでつくる基礎のことで、地盤に対し家自体の加重を均等に伝えることができ、耐震性に優れています。床下全体をコンクリートで覆っているため、地面からの湿気が住宅に伝わりにくく、木材の腐食やシロアリ被害のリスクが低くなるのが特徴です。